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Sweden Now

北欧の国、スウェーデンの情報を流していきます。北欧ブームで注目されているスウェーデンですが、イギリスやフランスなどと比べるとマイナーで、かつ日本からの直行便もないためスウェーデンの本当の姿はあまり知ることができません。「世界一美しい首都」であるストックホルム、豊かな自然、高福祉高負担な政策など、日本とは異なった性格を持つスウェーデンを現地からお伝えいたします。

社員を信用しない社長

トシはとことん社長に向いていない人間だなと思う。

トシは今日、出張のため早退した。そして午後6時きっかりにトシから電話がかかってきた。電話の内容はかなりしょうもないこと。別に電話じゃなくてメールでもいいし、メールですら必要のないような情報。

トシからその時間に電話が鳴ることはある程度予想していた。彼は、僕らが退勤前にサボって帰ってないかどうか確かめたのだ。

そうやって社員を信用しない精神を持っている社長は絶対に成功しない。なぜなら、その気持ちはすぐに社員に伝わるし、人間は岩にくっついている貝のようにはがそうとすると余計剥がれまいとする。それと同じで、社長が社員を信用していないと、逆に社員は社長に従わないようにしようと努める。そうなったら会社として終わり。

今いる会社のトップであるトシは、いかに社員に金を払わずに労働力を搾取するかを常に考えている。もちろん社員に直接いうことはないが、そんなのはすぐにわかる。そうなると、僕を始め他の社員は全力で労働力を節約しようとする。もしトシが社員を信用して尊敬していたら僕だって彼のために夜頑張ろうと思うかもしれない。しかし、今の彼を手助けしようとは全く思わない。はっきり言って、僕は、今会社で使っている以上の能力があると自負している(今の仕事はバイトレベルなんだけどね)が、その能力を出そうとは絶対に思わない。能力を出そうものなら無料で使い倒してしまおうとトシが思っているからだ。そうならないように、僕はできるだけ無能に見せるように、作業をゆっくりやって、労働力を搾取されないように努めているのである。

僕はクズだ。しかし年もクズだ。クズ同士で頑張ってこの会社を早く潰してしまおうじゃないか