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Sweden Now

北欧の国、スウェーデンの情報を流していきます。北欧ブームで注目されているスウェーデンですが、イギリスやフランスなどと比べるとマイナーで、かつ日本からの直行便もないためスウェーデンの本当の姿はあまり知ることができません。「世界一美しい首都」であるストックホルム、豊かな自然、高福祉高負担な政策など、日本とは異なった性格を持つスウェーデンを現地からお伝えいたします。

シン・ムショク

シン・ゴジラが流行っている。特に知り合いでもないのに、「庵野さんありがとう」とかいうエセ意識高い系(二重侮辱)の友人が憎い。

どうやらこのシンという意味は新でもあり、真でもあるらしい。

さて、今回のタイトルは「シン・ムショク」という事で、このシンの意味は真の方である。

僕は7月末で突然の株式会社ブラックから退職命令を出されたのだ。しかし、株式会社ブラックとは少し違うところからイギリス出張を命じられていたのである。交通費は出るが、日当はほんのわずかしか出ない。しかし8月に何もない僕は千円でも稼げれば良いと思い、参加したのである。

イギリス出張の目的は、自分で考えなくてはならない。そして、帰ってきて今日報告書を提出しないといけなかった。僕自身、イギリスに行く目的はお金をもらうことと暇つぶしなのだが、流石にそんなことは書けない。お金を出してくれる会社が喜ぶような目的を申請書に書いたのである。そしてイギリスにつき、ご存知のように受けるはずのトレーニングが実はイギリスではなくブラジルだったという超凡ミスをくらい、特に何の収穫もないまま帰国した。

しかし、もちろん報告書は書かないといけない。でないと最悪全部自腹になり僕は破産し人生ジ・エンドになりかねないのだ。目的も曖昧、実際やったことも曖昧な中で、なんとか書き上げた。読み返してみると、まるで原爆資料館に行った小学生が「せんそうはよくないとおもいます。」って書いてるぐらいの稚拙な文章である。それでもとにかく出さないとしょうがないのだ。

そして今日、その報告書を提出しに行った。全く心のこもっていない報告書を、全く心のこもっていない担当の人が読むのである。そこで「はい、終わり」では味気ないと思っているのか、無理やりにでも質問しようとする。「原爆を落とした人の気持ち、考えたことあるの?」とかそういう感じの質問。もちろん僕は考えたことなんてない。だって全く興味がないのだから。僕が興味があったのはお金と外国に行けるという体験のみ。そう言ってもしょうがないから、「それでもせんそうはよくないとおもいます。」というあまりに稚拙な返しをした。僕、一応博士号持ってるんですけどね。

世の中ってこういう感じなんだろうなと思った。建前に建前を塗り重ねる。会社は世の中のために銀行にお金を借り、銀行はその会社のためにお金を貸す。しかし実際は両者とも自分のことしか考えていないのだ。

もっと正直になりたいと自分では思っている。しかし、その力がないこともわかっている。いくら税金の無駄遣いだとわかっていても自分のために使えるのであればなんとしてでも使う。舛添要一や内田茂を僕は笑うことができない。建前での行動しなければ、自分が生きることができないのだ。

純粋に大阪市民のために戦った橋下さんや、パフォーマンスに逃げずに野球の実力で魅了するイチローのように僕はなりたい。でもなれない。いや、なれないと自分に言い聞かせているだけなのかもしれない。どちらにしろ、今の僕は弱いのだ。


すみません、話が脱線しました。ということで一応は報告書を出し、僕の仕事は本当に終わった。これから僕は本当の無職になるということで、シン・ムショクというタイトルをつけました。明日からニートという世界最弱の職業につきます。